ゆめうつつ

刀剣乱舞・文豪とアルケミスト関連の二次小説。主にコメディ中心。

観察 ~太鼓鐘貞宗~

 俺は太鼓鐘貞宗。この本丸で今のところ最も新しく来た刀だ。

 ここにはたくさんの刀たちがいる。みっちゃんや加羅ちゃん、つるさんとか俺の知っている伊達の刀だけじゃなくて、他家のあったことのない名刀や、千年も長く存在するとんでもなく古い刀もいる。天下五剣とかいう刀の中でももっとも有名なのも三振りいたな。

 だけどここで一番驚いたのはそんな個性豊かすぎる刀の主っていうのが俺くらいの年恰好の人間の子供だってことだ。

 

 

「えっと・・・、そんなに見られると集中できないんですが」

 書き物をしていた筆を止めて、主は目の前にいる短刀に向かって困ったように微笑んだ。

 座卓の上に頬杖をつきながら、太鼓鐘は無言でじっと見つめていた。

 今の自分の主は男の子にしては線が細く、元気に暴れまわることもなく、物腰も言動もおとなしくて静かに部屋で佇んでいる方が多い。みっちゃんによると体が弱いとかで、あんまり外に出れないらしい。

 そういえば主がちょっと部屋にいないだけでみんなが大騒ぎしていたことがあったけ。

 刀を扱う俺たちと比較するのは間違っているかもしれないけど、筆を握るその手だって華奢すぎて重い者なんか持ったことがないんじゃないかって思う。江戸時代に俺の持ち主だった伊達の御曹司の殿様たちと似たような雰囲気があるな。

 広大な館の中で大勢の家臣たちに傅かれて、与えられるものは何でも与えられていたはずなのに自由だけはままならずにいた殿様たちと。

 まあ、今度の主の場合は体が丈夫だったら館の外に自由に出れるんだろうけどさ。出れない理由が家の都合か、病のせいかって違いだけど。

「なあ、主は審神者になってからここにずっといるんだろ。いやだって思ったことねえのか?」

 太鼓鐘は邪気のない声で何気なく尋ねた。表情は少しも変わらずただ微笑んだままだったが、主はしばし黙りこくりゆっくりとまぶたを閉じた。

「私は記憶がありませんから。他にいくところなどありませんし」

 それに、と主は静かな声で続ける。

「ここに在ることが私の役目ならば、その任を全うすることが存在してもいいという証明なのです」

 おおよそ子供らしくない答え。よどみのないその返答に、太鼓鐘は目を細めてただ黙って見返す。

 主はこうやって時々人生を達観した者のような言葉をこぼす。普通の子供なら勝手に定められた道にあらがうのが普通だろうに、この主はどこかあきらめにも似た目で自分に与えられた運命をあたりまえのように受け入れている。

「それってつまんなくねえの? ほかにやりたい事とかあるんじゃないのか。主は人間なんだろ?」

「ないですね。私が望むことはあなたたち刀剣男士たちとずっとともにいることです」

 いつ問いかけても主の答えはいつもそれだ。最初を知らない俺にはその言葉の本当の意味がよくわからない。

 だけどその言葉を告げる時、主の伏せめがちの黒い目はいつも綺麗な色をしていた。

 

 

「おい、太鼓鐘。またここにいるのか。主の邪魔をするなと言っているだろう」

 書類の束を抱えてへし切長谷部が主の部屋に入ってきた。睨まれてもどうってことない、聞き流すだけだ。

「主が嫌だと言えば帰るよ。でも言われてないからいいだろ」

 つんと顔をそらして言い返す。

 長谷部は指示を仰ごうと主を見たが、笑いながら軽く首を振られてそれ以上文句を言うことはなくなった。まあ、俺を見るその目はけっこう怖いけど。

 長谷部はいつも主の傍に付き添っている。練度が上限まで上がって出陣もなくなってからは特にその傾向が増したって聞いた。そしていつも主命第一。

 たしかに仕事ぶりは丁寧だし、言うことは高圧的で理不尽なときもあるけど大体は的を射た正論だし、できる奴だとは思う。でもなんていうか堅苦しい。そうそう、鶴さんがちょっと主にいたずらでもしようものなら、抜身の刀を手に本気で制裁をするところだったなあ。

 主の部屋の中央に置かれた座卓の定位置に長谷部が腰を下ろす。その向いにはいつの間にか来ていたのか山姥切国広が座っていた。いつものように頭からかぶった白い布で目元を隠しながら、手にしている帳面を考え込みながら眺めている。

 二人の間の上座の方のところが主の座る席だ。今は俺と向かい合っている。

 長谷部が自分の席につくやいなや主の部屋は重苦しい沈黙に包まれた。なんだろ、この雰囲気は。こんな口を開くのも躊躇するようなところでよく長い時間仕事なんてしていられるな、この二振りと主は。

 いや、今日は特に空気が重い感じがするんだけど。

 先ほどから帳面をにらんだまま一言も口を利かなかった山姥切が目を軽く上げて小さく声を発した。

「長谷部、先ほどの件だが・・・」

「無理だ」

 書き物をしている手元から目さえあげず、長谷部は用件も一切聞かずにきっぱりと拒否する。

 自身の要求を言う前に瞬殺されて、無表情だった山姥切の眼が怪しくなる。

「俺はまだ何も言っていないが」

「聞かなくてもわかる。次に政府から送られてくる新規調査任務の件だろう。支給される手形だけで対処しろ。小判の使用は期限ぎりぎりまで許さん。この本丸の小判の備蓄は年末年始に行った特別任務のせいで激減してしまったのだからな。経理帳簿を管理する博多からかなりの苦情が出ている」

「だが今回はまだ詳しい情報も何もない新規任務だ。できればこちらの部隊編成も万全にしたい。たった数回、任務地の状況を把握するための偵察を行うために必要な小判すら使うなというのか、あんたは」

「当然だ。この本丸の奴らの練度でそんなものは必要か? それとも何だ、貴様自身がわからぬところへ飛び込むのがただ怖いだけではないのか。総隊長、山姥切国広」

 投げつけられたあざけりの言葉に、卓の上にのせられていた彼の手が爪が食い込むほど握りしめられた。きつく歯を噛みしめながら、目の前の長谷部を睨み付けている。

 その様子を太鼓鐘はただ呆れた目で見つめていた。

(また始まったな、いつもいつも懲りねえな)

 向かいの主はと見れば困ったように笑っているだけだ。どちらに口添えしても争いにただ火を注ぐだけだとわかっているので、彼らの争いには決着がつくまで口を出せないそうだ。

 すべての刀に平等に接したいと願う主からすればあたりまえの態度か。それにこいつらときたら、いつもささいなことでよくぶつかる。

 本丸の内務全般を取り仕切る長谷部と、部隊の統制や出陣などを指示する山姥切はことあるごとに意見を対立させる。たしかに重要な案件もあるにはあるが、大概がこのようにわりと些細なことが原因なのでこの本丸のほかの奴らはこの二振りの争いを遠くから見守ってよほどでないと仲裁なんてしない。

 最初は俺もよくわかってなくて止めようとしたけど、そばにいた鶴さんにやめとけって真面目に諭された。鶴さんが真面目に言うってことは関わったらそうとうやばいってことだ。

 最終的にはどっちの意見を通すかで命がけの真剣での勝負までいくから、関わらない方が賢明ってことか。

 長谷部を睨み付けていた山姥切だったが、あきらめたのか大仰息を吐くと再び手元の帳面に目を落とした。その時、勝ち誇ったように長谷部が小さく口元を笑ませたのを俺は見逃さなかった。

 手元の書類を取りまとめ、山姥切が立ち上がる。

「そろそろ第一部隊の出陣時間だ。主、指示を出してくるがなにか伝えることはあるか」

「皆さんに無事に帰ってきてくださいとお伝えしてください」

 主の言葉に頷くと、彼は長谷部の方を一切見ることなく部屋から出て行った。

 太鼓鐘も立ち上がるとその後を追っていった。

 

 

 白い布が廊下を歩きながらひらひらと揺れている。

 布は真っ白なんかじゃなくてどこか使い古したような汚れの跡が残り、布の端もところどころほつれてたり破れている。そんな状態でも全く頓着せずに体にまとっていられるのか初めは理解できなかった。だってカッコ悪いじゃないか。それとも汚れているの好きなだけかって思ってたけど、みっちゃんはそういうことじゃないんだって言ってた。

 かっこいいとかそういう見た目の事よりもずっと大事な、彼なりの大切なこだわりがあるんだって。

 先を歩いていたその足が急に止まる。太鼓鐘も頭の後ろに両手を乗せたまま、数歩間を開けて立ち止まった。

 少しして彼がまた歩き出すと、こちらも歩き出す。そしてすぐさま立ち止まると布がひらめいて振り返った。

「太鼓鐘貞宗、何か用か」

 どこか戸惑った声音で、顔をしかめ山姥切が振り返る。

 とぼけた調子で言葉を返す。

「んー、別に用があるわけじゃないけどさ」

「ならなぜ後をついてくる」

「ああ、ちょっと観察してたんだ、みんなのこと。だから気にしなくていいぜ」

「なんで観察・・・俺なんか見ていても仕方ないだろう」

  明らかに理解できないという目で見つめてくる。太鼓鐘はその顔をじっと見上げた。

 この本丸最古参であり、つねに前線に投入される第一部隊隊長を長く務め、一線を退いた現在では各部隊を束ねる総隊長。

 誰が見たって綺麗な顔をしているのにどうして隠そうとするのかわからねえ。見せないなんてもったいないじゃないか。

 いつもは布をかぶってどこか自信なさげに黙っていることが多い。でも一緒に第一部隊で戦ってた鶴さんやみっちゃんから聞くと、戦場では味方を鼓舞して真っ先に敵に立ち向かっていく頼りになる隊長なんだって。俺はまだ一緒の戦場へ行ったことがないから知らないけど。

 黙って己を見つめる太鼓鐘に戸惑いを隠せない山姥切は何か言おうとして口を開きかけるが、言葉が見つからないのかすぐ口を閉ざす。あまり話したことない奴にちょっと言葉をかける時でもなんであんたはためらうんだ。

 あんたは堀川派随一の傑作なんだろ。もっと堂々としていても誰からも文句は出ねえぜ。まあ、みっちゃんからここの刀にはいろいろな事情があるからって言われてるけど、でもさ。言いたいことを黙ってるのは性に合わないんだ。

「なあ、あんたってなんでその布かぶってるんだ。もったいないぜ、布を取ってた方がよっぽどき・・・ふがっ!」

 太鼓鐘が言おうとしたとき、むぐっとその口が突然ふさがれた。

 慌てて後ろを振り向くと背後に立っていた大倶利伽羅が冷ややかな目で見下ろして口を塞いでた。

「すまない。うちの奴が迷惑をかけた」

「いや、迷惑というほどではないが・・・」

 突然の出現に山姥切も戸惑っているようだった。大倶利伽羅は無表情を崩すことなく、軽く頭を下げると太鼓鐘を肩に担ぎ上げてその場を後にした。

加羅ちゃん、なんなんだよ!」

 肩の上で暴れるが腰をつかまれた腕はびくともしない。

 大倶利伽羅は黙ったまま、太鼓鐘を伊達の部屋へ連れて行って放り込んだ。

「光忠、こいつの教育をやりなおせ」

 本日のおやつの準備をしていた燭台切が怪訝な面持ちで視線を向けた。

「え、なにかあったの?」

「最近、ほかの刀の後をつけまわして観察しているそうだ」

「観察? どういうこと、貞ちゃん」

 近づいてきた燭台切が膝をついて太鼓鐘と視線を合わせる。

「別に悪いことしてねえよ。ここにいる刀ってどんな奴なのかなって気になってさ、じっと見てただけだよ」

 ふてくされたその態度に大倶利伽羅が厳しい声で口をはさむ。

「危うく山姥切の奴に余計なことを言うところだったが」

「余計ってどういうことだよ。ただ俺は布取ったほうが綺麗だって言おうとしただけだろ」

 それを聞いた瞬間に、燭台切が何とも言えない困った笑顔を浮かべた。

「あー、それは山姥切君にとって一番の地雷だよね。ありがとう、加羅ちゃん、止めてくれて」

 部屋の中に笑い声が響く。燭台切の後ろで腹を抱えて鶴丸が涙を流さんばかりに腹を抱えていた。

「あはは、貞坊は本当に素直に言っちまう奴だよなあ」

「鶴さん、笑ってる場合じゃないでしょう」

「仕方ないって。それにまだ教えてなかったんだろ。光坊にしてはぬかったな」

「まあね、僕の落ち度だってことは認めるよ。貞ちゃんも来てすぐに出陣続きで、本丸の事とここの刀の大雑把な情報しか教える時間がなかったからね。しかしまさか本人に面と向かって言おうとするなんて」

 きょとんとしてやり取りを見ていたが、後ろに座り込んでいた大倶利伽羅に尋ねた。

「なんで地雷なんだ?」

「あいつは綺麗と言われるのをもっとも嫌がる」

「そうそう、誰かが戯れに綺麗って言いすぎて怒った彼が部屋に閉じこもってしばらく出てこなかったこともあったよねえ」

 しみじみと思い出しながらつぶやく燭台切の後を鶴丸が笑いながら続ける。

 「そういえばそんなこともあったっけなあ。堀川と山伏が必死に部屋の外で何時間も説得してたたよな」

「・・・おい、その張本人の一人があんたじゃなかったか」

 冷ややかな目で大倶利伽羅鶴丸をねめつける。睨まれた鶴丸はわれ関せずとばかりに視線を逸らす。

 むっとして太鼓鐘は頬を膨らませて。

「なんかめんどくせえなあ。ここにいる刀って。特に打刀とかは我が強くて癖のある奴ばっかでさ」

「あはは、耳が痛いよね、加羅ちゃん」

「うるさい」

 光忠の戯言に大倶利伽羅が険しい目を向けた。

 座卓の上にのせられた本日のおやつに手を伸ばしながら鶴丸が問いかけてきた。

「しっかし、貞坊は怖いもの知らずだよな。今度は長谷部の奴になんでいつも怖い顔しているんだって言いそうじゃねえか?」

「え、俺もう言ったぜ」

 他のみんなの動きが太鼓鐘のその一言で止まった。最初に金縛りが解けたのは鶴丸だった。

「・・・ここに勇者がいたぜ。すごいな、貞坊。見直したぞ」

「えーっと、貞ちゃん、それ聞いたのいつ?」

「一昨日かな。たしか」

 それを聞いて何か思い当ったのか燭台切は何とも言えない顔で腕を組んだ。

「ああ、だから長谷部君、昨日と今日の朝に洗面所の鏡の前でじっと自分の顔を見てたんだね。いつもは数分で支度をさっさとすますのに珍しいなって思ってたんだけど」

「そうか、長谷部も自分の顔が怖いって気にしてたってわけか」

「ダメだよ、鶴さん。それで長谷部君をからかっちゃ。気づかないふりをしてあげないと」

 そういう燭台切も笑いをこらえているのか隠すように手を当ててるが口元が震えているのが見えた。

 「お前ら、あいつに成敗されても俺は知らないからな」

 一人表情を崩さない大倶利伽羅の一言が冷たく放たれた。

 

 

 本日のおやつは仙台のゆべしだ。ほかの地方だと柚子を入れるとこがあるみたいだけど、仙台は胡桃だ。こんなのをさっと作ってしまうみっちゃんはほんと器用でまめだと思う。

 これで何個目になるのか、ゆべしを食べている鶴丸が太鼓鐘を見ながら口を開いた。

「貞坊はもうここでの生活に慣れたか?」

「うん、短刀の奴らもわからないことがないかって親切にしてくれるし、ほかの刀も一応いい奴ばかりだし。出陣でも練度の低い俺を助けてくれるからね」

「そうか、よかったな。なんか聞いたところによると、極修行はこないだ博多が行っただろ。政府の通達では今度は後藤が行くらしい。するとおまえも近々行けるようになるから急いで練度上げをさせてるってわけだ。しばらくは出陣はきついところを行かされると思うが頑張れよ」

「げ、こないだ大阪城の五十階をぐるぐる回ったばっかりだぜ。また別のとこ行かされるのかよ」

大阪城周回は新入りの通過儀礼だぜ。あれは終わりが見えないからきついよなあ」

 とっくの昔に練度が最高値に到達した鶴丸は涼しい顔だ。早々に出陣から遠ざかった今は自ら隠居を決め込んで、日々本丸を驚きであふれさせるのに全力を注いで迷惑がられている。

  皆にお茶のおかわりを配りながら燭台切が尋ねた。

「そういえば貞ちゃんは修行にはどこに行くのかな。やっぱり今までの傾向だと元主のところが多いみたいだけど」

「んー、俺は忠宗様のところかな、やっぱり。もしかしたら将軍家か違うところかもしれないけどさ。だからきっと政宗公の愛刀のみっちゃんたちとは違う時代だぜ」

「どんな所へ行っても貞ちゃんなら立派に成長して帰ってくると僕は信じているよ」

「みっちゃんにそういわれるとなんか照れるぜ」

 頬が赤くなるのを隠そうと、手にしたゆべしを一口で口に放り込む。

「貞坊はもうすぐだろうが、俺たちは修行とやらに行くまであとどれくらいかかるかな。短刀の次はおそらく脇差で、その後は打刀か。あいつらは数が多いからなあ。太刀の俺たちはいったいいつになるんだろうな、光坊」

 鶴丸に笑いながら問いかけられて、燭台切は顎に手を当てて真剣に考え込む。

「うちだと貞ちゃんの次はきっと加羅ちゃんだろうね。太刀の番になったとしても希少性からすると鶴さんより僕の方が先なんじゃないかな」

「おい、あえて気にしないでいたことをさらっと口にするんじゃない」

「何言ってんの。先に話を振ってきたのは鶴さんでしょ」

「でもさ、みっちゃんが修行に言ったらきっと政宗公のところだろ。そうしたら絶対に政宗公そっくりにカッコよくなって返って来るよな!」

 勢いよく体を乗り出して目を輝かせる太鼓鐘に燭台切が困惑した顔で返す。

「・・・あのね、貞ちゃん。そう決まったわけじゃないよ。僕だって政宗公のところへ行くと決まったわけじゃないし、水戸かもしれないし・・・」

「いや、絶対に政宗公のところだって。それで刀が六振りになって帰ってくるんだろ!」

「・・・ん? 刀を六振りって何のこと?」

 部屋の片隅でわれ関せずの顔をして座っていた大倶利伽羅も手にしていた菓子を取り落した。聞いていないようでしっかり会話は聞いていたようだ。

 動揺する彼らをよそに、太鼓鐘は目をキラキラさせながら力説する。

「だから政宗公は刀を六振り構えて馬にまたがって大軍の敵を薙ぎ払ってたんだろ。しかも必殺技まであったんだよな、かっこいいよな!」

「ちょっと待って、僕の知っている政宗公と違う気がするんだけど。それ一体どこで聞いたの?」

 すかさず部屋から逃げようとした鶴丸を大倶利伽羅が背中の帽子をつかんで捕らえた。

「逃げるな。お前の入れ知恵だろうが」

 

 

 伊達組だらだら話。

 うちでは伊達組は仲がいいイメージです。実装されてから貞ちゃんがいつまでたっても来なかった時は光忠さん怖かった。周回して伊達組カンストしてもまだ来なかったし。

 伊達組のおやつはよく仙台銘菓がでてきます。

 貞ちゃんはいい子ですが、思ったことはストレートに言いそう。悪気は一切ない。

 

 短刀 太鼓鐘貞宗 練度最高値到達 二〇一七年三月十一日

 

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