紙垂が大きく左右に振れながら幣が払われる。室内にしつらえられた白木の神棚に向かって石切丸は厳かに祝詞を唱え、深く一礼した。 そして正座したまま手を使って静かに後ろに向き直る。 「主、審神者としての修行の成果はいかがですか?」 両掌を胸のあたり…
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