ゆめうつつ

刀剣乱舞・文豪とアルケミスト関連の二次小説。主にコメディ中心。

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

お菓子作り ~包丁藤四郎~

最初に目に入ったのはぴかぴか銀色に光るたくさんの道具だった。 通り過ぎようとしていた包丁藤四郎は窓から差し込む陽光にきらめくそれらに引き寄せられて厨房の中へ入っていった。小さな体を背伸びして、作業台の上を覗き見る。 いままで食事の準備で厨房…

鍋の宴 ~織田・太宰・坂口~

【注】坂口安吾・織田作之助・太宰治の回想・手紙ネタバレあるので注意。 「地獄からの招待状や・・・」 届けられた一通の手紙を読むなり、織田作之助は顔を青ざめさせた。 文面にはこうある。 『織田作之助へ せっかく現世でそろったことだし、太宰と一緒に…

観察 ~太鼓鐘貞宗~

俺は太鼓鐘貞宗。この本丸で今のところ最も新しく来た刀だ。 ここにはたくさんの刀たちがいる。みっちゃんや加羅ちゃん、つるさんとか俺の知っている伊達の刀だけじゃなくて、他家のあったことのない名刀や、千年も長く存在するとんでもなく古い刀もいる。天…

捕獲 ~後藤・信濃~

日中は温かな日差しが差し込むようになり、庭につながる廊下側の障子は外の空気を入れようと開け放たれていた。強い風はなく、頬を撫でるくらいの心地よい早春の暖かさが部屋の中へ陽気を運んでくる。 その審神者の部屋では自身の机に向かいながら、置かれた…

大阪城 ~博多とゆかいな短刀たち~

「待ちに待った大阪城ばい! はりきっていくと!」 目を黄金の小判のごとく煌めかせ、博多藤四郎はぐっとこぶしを突き上げた。 つい先ほど急いで修行から帰ってきたばかりだが、疲れというものを全く感じさせないのは目の前の大阪城に埋蔵されている小判に心…

返礼② ~その後~

【注】返礼①を読めない方は三日月が山姥切にいたずらを仕掛けた後と思ってくれれば何とか読めるかも。 ですがほんのりみかんばです。まだ片方よくわかってません。 触れるギリギリのところで三日月の動きが止まる。自分を見つめていたその眼が、切なげにふっ…

返礼① ~山姥切・三日月~

【注】最後にほんわかみかんば要素あります。 でも付き合ってはいません。しかも片方は現状をよくわかってません。 苦手な人は積極的な回避を 「国広や、そこにおったか」 本丸の庭に面した縁側の廊下を山姥切国広がぼんやりと歩いていると、三日月宗近に見…

刀剣入手と覚書

○自分本丸の刀剣入手順(年月はあいまいなのでかなり省略) 書き出すとあとで便利だね・・・そして記憶はあいまいだね (2017/12/18現在) 【注】練度カンスト ★極 山姥切国広(初期刀) 厚藤四郎(初鍛刀)★ 愛染国俊★ 五虎退★ 今剣★ 歌仙兼定 前田藤四郎★ …

刀剣乱舞 自分本丸設定①

ぼんやり考えていた設定をまとめてみようと。 自分本丸設定なのでこれを見て苦手な方は本編の閲覧注意を。 覚書なので特に見なくても読めるとは思います。 随時修正あり。【注】一部CP要素、メタ発言あり。 【審神者】 男子中学生くらいの少年。相模国の審神…